2011年6月26日日曜日

2011年6月27日~7月1日の日経平均予想



先週の株式市場は、ギリシャの財政問題がいったん和らいだことで堅調に推移した。ただ、上昇した要因はクレディ・スイスによる先物の買い戻しであり、現物の上値は重かった。日経平均は週ベースで327円高となり、これは震災後2番目の大きさ。

今週の株式市場は、ボックスの動きが継続か。まずはギリシャの財政再建策が28日の同国議会で承認されるかどうかが注目材料となる。万一、否決されれば市場へのインパクトは大きい。日本では29日が株主総会の集中日であり、需給的には売りが出にくい環境にある。合理的算定が出来ないという理由で、業績予想を非開示にしている企業も総会に合わせ出してくること予想される。200日移動平均線が上向きになっており、ここを抜けてくるようだと強いシグナルとなる。

日経平均の上値抵抗としては、日足雲上限9,713円、200日移動平均線9,848円、週足雲上限10,102円など。下値サポートは、日足基準線9,519円、日足雲下限9,498円、3月29日安値9,317円など。

6月24日の東証一部:株価収益率(PER)14,94倍、 株価純資産倍率(PBR)1.03倍

今週の予想レンジ:9,300円~9,800円

更新日 2011年6月26日 株・個人投資家の喫茶店

2011年6月19日日曜日

2011年6月20日~6月24日の日経平均予想



先週の株式市場は、ギリシャの債務不安や世界景気の減速懸念を受け弱含んだ。週ベースでは163円のマイナス。

今週の株式市場は、引き続き弱含んだ地合いを引きずりそう。ギリシャの債務問題、アメリカの景気減速懸念、新興国の金融引き締めなど、ネガティブな材料が多い。日経平均のチャートもサポートを割り込み始めており、震災以降は狭いボックス相場で急落がなかったぶん、戻りも鈍そうだ。ポジティブな材料としては。サプライチェーンの回復が当初の予想よりかなり早いペースで進んでいることと、先週末の東証1部のPBRが1.0倍(日経平均は1.04倍)まで下がっていること。逆にこの2点以外は買う材料は何もないのだが、国内は今後の復興需要を考えれば割安な水準に来ていると言える。

日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限の9,498円、日足基準線9,535円、SQ値9,553円、週足雲下限9,677円など。下値サポートは、3月29日安値9,317円、心理的節目の9,000円など。

6月17日の東証一部:株価収益率(PER)14,48倍、 株価純資産倍率(PBR)1.00倍

今週の予想レンジ:9,100円~9,600円

更新日 2011年6月19日 株・個人投資家の喫茶店

2011年6月12日日曜日

2011年6月13日~6月17日の日経平均予想



先週の株式市場は、米雇用統計を受け売り先行の始まりとなったが、その後は米国の景気減速懸念や円高進行など悪材料が多い中、小幅ながら震災後初の4連騰となった。週ベースでは22円高となり5週間ぶりの上昇。NYダウは6週連続の下落。

今週の株式市場は、弱含みのなか下値を試す展開か。週末の米国株が大幅反落となっていることから、月曜日は売り先行の展開となろう。米国の景気減速やギリシャの債務再編問題など、海外からもマイナスのニュースフローが多くなっており、国内政局の混迷と合わせ買い材料は乏しい。日経平均は9,300円のネックラインを割り込むようだと、三尊天井が確定し下方バイアスが高まる。日銀のETF買い入れでどこまで粘れるかと言ったところ。

日経平均の上値抵抗としては、SQ値9,553円、日足基準線9,643円、週足雲下限9,666円、日足雲上限9,717など。下値サポートは、6月7日安値9,358円、3月29日安値9,317円など。

6月10日の東証一部:株価収益率(PER)14,66倍、 株価純資産倍率(PBR)1.01倍

今週の予想レンジ:9,200円~9,600円

更新日 2011年6月12日 株・個人投資家の喫茶店