2011年7月31日日曜日

2011年8月1日~8月5日の日経平均予想



先週の株式市場は、米国のマクロ指標の悪化に債務引き上げ問題が加わったことで、リスク回避姿勢が鮮明となり、世界的な株安となった。日経平均は週ベースで299.08円下落した。

今週の株式市場は、波乱含みの展開か。米国の債務引き上げ問題は、妥協して纏まるものと高を括っていたが、共和党の右派グループ、ティーパーティ(茶会)がここまで強硬だと、8月2日までに合意されない可能性も出てきた。仮に期限に間に合わなくても、すぐにデフォルトが発生する可能性は低いが、その影響は計り知れないものがある。ドル円は戦後最高値が視野に入り、介入に踏み切るかどうかも注目される。ただ、先週末から本格化した国内企業決算は概ね良好であり、米国の債務問題が収束すれば、ドル/株は買い戻しが期待される。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線9,880円、200日移動平均線9,924円、週足雲上限10,102円など。下値サポートは、日足雲上限9,668円、日足雲下限9,506円など。

7月29日の東証一部:株価収益率(PER)15,02倍、 株価純資産倍率(PBR)1.04倍

今週の予想レンジ:9,500円~10,200円

更新日 2011年7月31日 株・個人投資家の喫茶店

2011年7月24日日曜日

2011年7月25日~7月29日の日経平均予想



先週の株式市場は、米主要企業の好調な決算やギリシャへの追加支援策がまとまったことなどを受け、日経平均も堅調に推移した。週ベースでは157.64円の上昇。

今週の株式市場は、薄商いのなか底堅い展開が継続か。国内では週末から四半期決算発表が本格化してくる。震災直後に保守的な予想を出した企業の上方修正期待や業績予想を見送っている企業も順調な業績を示せれば買い安心感につながろう。懸念材料としては、米国のデット・シーリングの引き上げ問題が今週ヤマ場を向かえ、円高が更に進むようだと為替離れが進んでいるとは言え、ネガティブな影響は避けられない。

日経平均の上値抵抗としては、7月8日高値10,207円。下値サポートは、心理的節目の10,000円、200日移動平均線9,910円、25日移動平均線9,836円など。予想レンジは3週連続の据え置きとする。

7月22日の東証一部:株価収益率(PER)15,49倍、 株価純資産倍率(PBR)1.07倍

今週の予想レンジ:9,800円~10,300円

更新日 2011年7月24日 株・個人投資家の喫茶店

2011年7月17日日曜日

2011年7月19日~7月22日の日経平均予想



先週の株式市場は、欧米の債務問題や円高進行など外部環境が悪化し、日経平均は4週間ぶりの下落となった。週ベースでは163.26円のマイナス。

今週の株式市場は、夏枯れ相場のなか底堅い展開か。先週は悪材料が多かった割りには、200日移動平均レベルで下げ止まり底堅さを見せた。その最大の要因は日銀のETF買い入れだろう。この買い入れは主に9,500円以下で発動されていたが、株価水準に関係なく、TOPIXが前場に1%下がって
いれば入ることが先週12日に確認できた。現在、震災後の高値圏だが下値は売りづらくなったのではないか。ただ、これがボラの低下を招いているのは否めません。米国は主要企業の4-6決算が今週ピークを向かえ、デット・シーリングの引き上げ問題と共に注目される。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の10,000円、週足雲上限10,102円、7月8日SQ値10,225円など。下値サポートは、200日移動平均線9,901円、日足基準線9,763円、日足雲上限9,667円など。予想レンジは先週と同じとする。

7月15日の東証一部:株価収益率(PER)15,34倍、 株価純資産倍率(PBR)1.06倍

今週の予想レンジ:9,800円~10,300円

更新日 2011年7月17日 株・個人投資家の喫茶店

2011年7月10日日曜日

2011年7月11日~7月15日の日経平均予想



先週の株式市場は、米ISM製造業景気指数が市場予想を大きく上回るなど、外部環境の好転を受け堅調に推移した。日経平均は週ベースで269円上昇し、震災後の高値を更新した。

今週の株式市場は、10,000円台での値固めが出来るかに注目。注目の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が1万8千人に留まり、事前予想の10万に対し大幅に下振れる結果となった。今週から本格化する米企業の決算発表も、いい数字はかなり織り込んで上昇していただけに、雇用統計の下振れと合わせ、慎重姿勢が強まることが予想される。日経平均も各種オシレーターは過熱感を示唆しており、スピード調整が入って然るべきところ。その際、200日移動平均がサポートとして意識される。

日経平均の上値抵抗としては、SQ値の10,225円、心理的節目10,500円など。下値サポートは、週足雲下限9,932円、200日移動平均線9,888円、日足基準線9,763円など。

7月8日の東証一部:株価収益率(PER)15,61倍、 株価純資産倍率(PBR)1.08倍

今週の予想レンジ:9,800円~10,300円

更新日 2011年7月10日 株・個人投資家の喫茶店

2011年7月3日日曜日

2011年7月4日~7月8日の日経平均予想



先週の株式市場は、ギリシャの財政不安や米景気に対する過度な不安が後退し、世界的な株高となった。日経平均は週ベースで189円の上昇。

今週の株式市場は、10,000円と200日移動平均を意識した展開か。注目のISM製造業景気指数が市場予想を上回ったことで、週末の米国株が大幅続伸となっており、週明けの東京市場も買い先行の始まりとなろう。10,000円台乗せでいったん目標達成感も出やすい水準だが、200日移動移動平均線をサポートに出来るかがポイントとなる。ここまで現物・先物とも商いが薄く、主に買い戻しが主導してきた相場だけに脆さも内包していると言える。今後、商いが増えてくるのかも注目。

日経平均の上値抵抗としては、週足雲下限9,889円、心理的節目の10,000円、週足雲上限10,102円など。下値サポートは、200日移動平均9,866円、日足雲上限9,639円、日足基準線9,609円など、

7月1日の東証一部:株価収益率(PER)15,26倍、 株価純資産倍率(PBR)1.06倍

今週の予想レンジ:9,600円~10,100円

更新日 2011年7月3日 株・個人投資家の喫茶店