2011年9月4日日曜日

2011年9月5日~9月9日の日経平均予想



先週の株式市場は、欧米株が落ち着いた動きを示したことで外需系銘柄に買い戻しが入り、
日経平均は週ベースで152.96円の上昇となった。

今週の株式市場は、上値の重い展開が継続か。注目の米雇用統計は、雇用の伸び率が前月比ゼロとなるネガティブなものとなった。ただ、これに関しては、ある程度織り込み済みの結果であり、米株は雇用統計で売られたというよりか、欧州の財政不安や住宅ローン担保証券の訴訟リスクで下げたと云った方が適切である。米経済指標の悪化はQE3へ繋がり、今週は政策面での動きも出てくるだろう。欧州問題は、短期的な解決策がない上、ここにきて加盟国の勝手な動きが混乱を助長しており、引き続き相場の撹乱要因となろう。日本市場は、週末にメジャーSQを控えており、現物の商いが薄い中、先物主導の荒い動きも想定される。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の9,000円、日足基準線9,329円など。下値サポートとしは、下げ渋りを見せている8,600円レベル。

9月2日の東証一部:株価収益率(PER)13.79倍、 株価純資産倍率(PBR)0.96倍

今週の予想レンジ:8,500円~9,250円

更新日 2011年9月4日 株・個人投資家の喫茶店