2012年12月23日日曜日

2012年12月25日~12月28日の日経平均予想

日経平均チャート2012年12月21日

先週の株式市場は、自公で325議席を獲得した選挙結果を受け、水曜日に節目の1万円を回復したが、週末には短期的な過熱感や米国の「財政の崖」問題から再び9,000円台に押し戻された。日経平均は週ベースで202.5円の上昇。上昇は6週連続。

今週の株式市場は、国内では26日に首班指名選挙と組閣が行われるが、特に材料視されることはないだろう。それよりも米国の「財政の崖」問題がクリスマス明けに合意できるかが焦点となる。各種オシレーターは過熱感を示しているが、押し目買い意欲も旺盛で、下がった場合も17日に空けた窓埋め9,800円レベルがサポートとして意識される。また、信用売り残の多い銘柄に関しては、大納会へ向け買い戻しも期待できる。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の10,000円、3月27日高値10,255円など。下値サポートとしては、日足転換線9,832円、17日の窓埋め9,800円レベル、日足基準線9,430円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.66倍 PBR1.02倍 予想配当利回り2.27%

今週の予想レンジ:9,750円~10,250円

更新日 2012年12月23日 株・個人投資家の喫茶店

2012年12月16日日曜日

2012年12月17日~12月21日の日経平均予想

日経平均チャート2012年12月16日

先週の株式市場は、週前半は様子見ムードが強く小動きだったが、FOMC(連邦公開市場委員会)を経て円安に振れたことで、週後半はオプションの権利行使価格9,750円に達するなど堅調な展開となった。日経平均は週ベースで210.17円の上昇。上昇は5週連続。

今週の株式市場は、いったん材料出尽くしも下値は限定的か。自公での過半数確保は既に相場に織り込み済みなので、いったん材料出尽くしになる可能性が高い。しかし、衆議院で再可決可能な320議席以上を自公で獲得すれば、株式市場は好感し10,000円を目指すと思われる。週明け売られた場合も19~20日に開催される日銀金融政策決定会合への期待感が下支えするので、大きく下がることは考えづらい。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の10,000円。下値サポートとしては、心理的節目の9,500円、25日移動平均線9,281円、日足基準線9,198円、週足雲上限9,195円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.09倍 PBR0.99倍 予想配当利回り2.35%

今週の予想レンジ:9,400円~9,900円

更新日 2012年12月16日 株・個人投資家の喫茶店

2012年12月9日日曜日

2012年12月10日~12月14日の日経平均予想

日経平均チャート2012年12月7日

先週の株式市場は、過熱感はあるものの為替が円安傾向で安定していたことで底堅い推移となった。また、週後半には自民党が単独過半数を確保する勢いと報じられ、改めて日銀の金融緩和への期待感が高まり節目の9,500円を回復した。日経平均は週ベースで81.38円の上昇。上昇は4週連続。

今週の株式市場は、狭いレンジでの揉み合いを予想。選挙後を見据えた、売りポジションと買いポジションが均衡することで、指数は9,500円を中心に膠着感が強まりやすく、個別株中心の動きになると思われる。波乱があるとすれば、民主や左寄りの第三極が巻き返し、自公での過半数確保が難しくなるなどの世論調査が発表された場合。

アメリカでは、11~12日にFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催される。延長したツイストオペの期限切れが迫っており、新たな追加刺激策の内容が注目される。日本は週末にメジャーSQ。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の9,750円。下値サポートとしては、週足雲上限9,195円、25日移動平均線9,150円、週足雲下限9,106円、日足基準線9,096円、200日移動平均線9,092円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.89倍 PBR0.98倍 予想配当利回り2.38%

今週の予想レンジ:9,250円~9,750円

更新日 2012年12月9日 株・個人投資家の喫茶店

2012年12月2日日曜日

2012年12月3日~12月7日の日経平均予想

日経平均チャート2012年12月2日
先週の株式市場は、円安の一服や、米国の「財政の崖」を巡る動向から売りが優勢になる場面もあったが、週末に再び円安に振れたことから続伸となった。日経平均は週ベースで79.21円の上昇。上昇は3週連続。

今週の株式市場は、高値警戒感を抱えながらも底堅い展開が継続か。米国市場は、「財政の崖」を巡る政治家の発言にかなり敏感になっており、波乱要因として考えておく必要がある。ただ、日本株は円安による株価上昇で需給は改善しており、押したところではすかさず買いが入ってくる。
また、選挙までは積極的に売る向きも限られると思われ、先物も仕掛けるなら下より上という流れか。

今週の日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の9,500円、9,750円。下値サポートとしては、週足雲上限9,195円、週足雲下限9,106円、200日移動平均線9,089円、日足基準線9,056円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.72倍 PBR0.96倍 予想配当利回り2.40%

今週の予想レンジ:9,250円~9,750円

更新日 2012年12月2日 株・個人投資家の喫茶店

2012年11月25日日曜日

2012年11月26日~11月30日の日経平均予想

2012年11月22日 日経平均チャート

先週の株式市場は、衆院解散とそれに伴う金融緩和期待から円売り・日本株買いの流れが継続した。日経平均は週ベースで342.64円の上昇。

今週の株式市場は、短期的な過熱感はあるが、円安継続なら9,500円をうかがう展開か。安倍氏の一連の金融緩和発言から、ユーロは主要企業の想定為替レートを大きく上回る107円近くまで上昇しており、この影響は非常に大きい。勿論、期待感が先行し過ぎている面は否めず、いずれ政策の実現性などを冷静に織り込みにいくことが考えられる。しかし、今は先のことは考えず、安倍トレードに乗れと言う動きになっており、好需給を支えに、疑問を抱えながらも踏み上げ的に9,500円を超えていくことも考えられる。

今週の日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の9,500円、9,750円。下値サポートとしては、週足雲上限9,285円、週足雲下限9,195円、200日移動平均線9,079円、日足基準線8,993円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.07倍 PBR0.96倍 予想配当利回り2.42%

今週の予想レンジ:9,200円~9,600円

更新日 2012年11月25日 株・個人投資家の喫茶店

2012年11月18日日曜日

2012年11月19日~11月22日の日経平均予想

日経平均チャート2012年11月16

先週の株式市場は、衆院解散とそれに伴う金融緩和期待から円安が進行し、2週間ぶりに9000円台を回復した。日経平均は週ベースで266.56の上昇。

今週の株式市場は、次第に上値が重くなる展開か。先週からの流れがどこまで継続するかは為替次第となるが、9,000円台にのせてきたことで利益確定売りや戻り待ちの売りも多くなる。アメリカ、欧州、中東と外部環境が不安定な中、節目の9,200円どころを抜けるには新たな好材料が欲しい。

今週の日経平均の上値抵抗としては、200日移動平均線9,073円、週足雲下限9,195円、週足雲上限9,317円。下値サポートとしては、日足雲上限8,901円、25日移動平均線8,886円、日足雲下限8,799円、日足基準線8,782円など。

東証1部全銘柄 予想PER14.48倍 PBR0.93倍 予想配当利回り2.50%

今週の予想レンジ:8,750円~9,200円

更新日 2012年11月18日 株・個人投資家の喫茶店

2012年11月11日日曜日

2012年11月12日~11月16日の日経平均予想

日経平均チャート2012年11月9日

先週の株式市場は5日続落となった。注目の米大統領選はオバマ氏が再選を果たすも、ねじれ議会の継続も決定し「財政の崖」問題から米株は下落基調を強めた。日本株は円高の進行や、欧州景気の悪化、国内のさえない決算も重しとなり、日経平均は週ベースで293.62の下落。

今週の株式市場は上値の重い展開が継続か。先週の下落でテクニカル的なサポートが次々とブレイクされ、現状の8,750円レベルで踏ん張れないと、次のサポートは8,500円くらいしか見当たらない。円高の進行が止まるかどうかにかかっている。今後注意したいのは、ヘッジファンドの11月決算に伴うポジションのアンワインド(巻き戻し)、ロング・ショートのアンワインドが入ると、割高な株は更に割高に買われ、割安な銘柄は更に売られることになる。昨年、日経平均が安値をつけたのもこの11月。商いも細っているので株価の振幅が大きくなることが考えられる。ただ、昨年も11月に異常な安値をつけた銘柄は春先にかけ大きく戻しているので、アンワインドで機械的に売られる銘柄を安く拾えるチャンスとも言える。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足基準線8,782円、日足雲下限8,808円、日足雲上限8,944円、200日移動平均線9,074円。下値サポートとしては、先週のSQ値8,745円、心理的節目8,500円、10月15日安値8,488円など。

東証1部全銘柄 予想PER14.03倍 PBR0.90倍 予想配当利回り2.56%

今週の予想レンジ:8,500円~9,000円

更新日 2012年11月11日 株・個人投資家の喫茶店

2012年11月4日日曜日

2012年11月5日~11月9日の日経平均予想

日経平均チャート2012年11月2日

先週の株式市場は、日銀の金融政策決定会合の結果が注目材料だったが、ほぼ市場予想通りの内容となった。このため発表直後は材料出尽くしから売りが優勢になったが、翌日からは決定会合の内容をあらためて評価する声もあり指数は持ち直した。日経平均は週ベースで118.16円の上昇。

今週の株式市場は一進一退か。金融緩和と足元の業績不安の綱引き状態が続き、方向感が定まらない展開が続きそうだ。今週は6日に米国で大統領選と上下両院議員選挙が行われる。選挙の結果も気になるところだが、国内も決算発表が続くことから、個別銘柄を中心とした決算プレーが中心の相場となろう。チャートは200日移動平均の9,071円を早期に回復できるかがポイントとなる。その上は8月から戻り高値になっている9,200円レベルだが、今週は9日にオプションSQも控えていることから、権利行使価格の9,250円と合わせ意識される。

今週の日経平均の上値抵抗としては、200日移動平均線9,071円、週足雲下限9,195円、9月19日高値9,288円、週足雲上限9,398円。下値サポートとしては、75日移動平均線8,870円、日足雲下限8,808円、日足基準線8,782円、心理的節目8,750円など。

東証1部全銘柄 予想PER14.05倍 PBR0.93倍 予想配当利回り2.49%

今週の予想レンジ:8,750円~9,250円

更新日 2012年11月4日 株・個人投資家の喫茶店

2012年10月28日日曜日

2012年10月29日~11月2日の日経平均予想

日経平均チャート2012年10月26日

先週の株式市場は反落。米国株がさえない決算を受け軟調に推移したが、日本は日銀の緩和観測が下支えする形で大きく崩れることはなかった。日経平均は週ベースで69.62円の下落。

今週の株式市場は波乱含みの展開か。今週は言うまでもなく、30日の日銀金融政策決定会合が最大の注目材料となる。既に金融緩和は相場に織り込まれているので、事前報道の範囲内なら失望はされなくても、改めて好感されることは考えづらい。発表直後はいったん円高・株安になる確率の方が高いだろう。ただ、材料出尽くしを狙ってショートしている向きもいると思われるので、本格化する国内企業決算で悪材料出尽くしムードが広がれば、ショートカバーによる意外高も期待できる。いずれにせよ30日を前後にボラタイルな展開が予想される。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足雲上限8,998円、200日移動平均線9,058円、週足雲下限9,195円、9月19日高値9,288円など。下値サポートとしては、日足基準線8,852円、日足雲下限8,808円、心理的節目の8,750円、8,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.65倍 PBR0.92倍 予想配当利回り2.54%

今週の予想レンジ:8,600円~9,200円

更新日 2012年10月28日 株・個人投資家の喫茶店

2012年10月21日日曜日

2012年10月22日~10月26日の日経平均予想

日経平均チャート2012年10月19日

先週の株式市場は、欧州問題の落ち着き、アメリカの良好なマクロ指標、日銀の金融緩和期待による円安の進行と好材料が揃い大幅高となった。日経平均は週ベースで468.56円の上昇。

今週の株式市場は反落か。週末に米国株が大幅安になっていることから、週明けは売り先行での始まりとなる。また、週末から国内の決算発表が本格化することから、様子見ムードが強まりやすく、売りポジションの巻き戻し以外に積極的な買い手は存在しない状況。ただ、30日の金融政策決定会合までは日銀の緩和期待が相場を支えるので、大きく崩れることもないだろう。

今週の日経平均の上値抵抗としては、200日移動平均線9,045円、週足雲下限9,195円、9月19日高値9,288円など。下値サポートとしては、日足基準線8,888円、日足雲上限8,869円、日足雲下限8,775円、心理的節目8,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.66倍 PBR0.93倍 予想配当利回り2.51%

今週の予想レンジ:8,700円~9,100円

更新日 2012年10月21日 株・個人投資家の喫茶店

2012年10月14日日曜日

2012年10月15日~10月19日の日経平均予想

日経平均チャート2012年10月12日

先週の株式市場は、世界経済の減速、円高の進行、中国の反日不買運動などを主因に大幅下落となり、チャートは三角保ち合いを下放れ調整色を強めた。日経平均は4日間で329.18円の下落となった。

今週の株式市場は、上値は重いが下値も限定的か。直近の下落ピッチが早たっかこともあり、RSI(14)は19まで低下し、東証1部のPBRも0.89倍とバリュエーション面でも売られ過ぎの状態となっている。ただ、日本株は業績の下方修正懸念が強く、米国は現状の株高を肯定できるほどの業績の力強さはない。したがって自律反発があったとしても上値は重いだろう。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限8,775円、75日移動平均線8,866円、日足基準線8,902円、週足基準線8,965円など。下値サポートとしては、7月15日安値8,328円、6月4日安値8,239円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.07倍 PBR0.89倍 予想配当利回り2.63%

今週の予想レンジ:8,300円~8,800円

更新日 2012年10月14日 株・個人投資家の喫茶店


2012年10月7日日曜日

2012年10月9日~10月12日の日経平均予想

2012年10月5日 日経平均チャート

先週の株式市場は、世界的な景気減速懸念や円相場の高止まりを受け軟調な始まりとなったが、欧米株式市場がしぶとい動きを続けていることもあり、下値も限定的だった。日経平均は週ベースで6.86円下がり、3週連続で下落。

今週の株式市場は、自律反発局面だが上値も限定的か。週末の米雇用統計は市場予想を上回ったが、株は既に高値圏にあることから、好感する動きにはならなかった。今週から米主要企業の決算発表が始まり、投資家の視点はマクロからミクロに向かうことになる。国内市場は、今月末の決算発表を前に、業績を下方修正する企業も多くなってきた。織り込み済みとして買い戻される銘柄もあるが、一段と売り込まれる銘柄もあり、いまのところマチマチの反応となっている。国内は日銀の追加緩和期待しか、株価を支える材料がないのがつらいところ。日経平均は、心理的節目である9,000円に重要なテクニカル指標も集中しているので、9,000円の回復が目先の壁となる。

今週の日経平均の上値抵抗としては、75日移動平均線8,873円、日足雲上限8,941円、日足基準線8,967円、200日移動平均線9,031円など。下値サポートとしては、日足雲下限8,775円、9月6日安値8,646円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.41倍 PBR0.91倍 予想配当利回り2.56%

今週の予想レンジ:8,650円~9,050円

更新日 2012年10月7日 株・個人投資家の喫茶店

2012年9月30日日曜日

2012年10月1日~10月5日の日経平均予想

2012年9月28日 日経平均チャート

先週の株式市場は、日米欧の追加金融緩和効果が一巡し軟調な展開となった。また、円の高止まりやチャイナ・リスクが上値圧迫要因となっている。日経平均は週ベースで239.84円の下落。(配当落ち分は73.45円)

今週の株式市場は、下値模索の展開が継続か。

・日米欧の金融緩和に関しては、最後に発表した日本の規模とインパクトが不十分であったことから、円高が進行している。

・鉱工業生産指数から日本は景気後退に入った可能性が高い。

・中国の景気減速は以前から周知されていることだが、尖閣問題から始まった、中国の日本企業外しや不買運動の影響が出るのはこれからで、まだ相場に織り込まれていない。

・10月後半から始まる決算発表は外需系を中心に下方修正懸念が高まっており、いくら現状が割安でも積極的な買いは入りにくい。ただ、外需銘柄はかなり低い水準まで売られているので、指数に与えるインパクトも小さくなっている。

そんなこんなで、好材料を見つけることは困難な状況になっており、日経平均は9月6日安値を下回るとダブルトップから調整色が一段と強まるリスクがある。政策面でのポジディブな材料を期待したいところ。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足雲上限8,910円、日足基準線8,967円、200日移動平均線9,023円、週足基準線9,215円など。下値サポートとしては、75日移動平均線8,863円、日足雲下限8,775円、9月6日安値8,646円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.34倍 PBR0.91倍 予想配当利回り2.56%

今週の予想レンジ:8,600円~9,000円

更新日 2012年9月30日 株・個人投資家の喫茶店

2012年9月23日日曜日

2012年9月24日~9月28日の日経平均予想

日経平均チャート 2012年9月21日

先週の株式市場は、日銀の追加金融緩和で9,288円まで上昇したが、ECBやFRBと比べ見劣りする内容であったことから、効果は半日で消滅し、翌日は円高の進行から日経平均は大きな陰線となった。また、中国の景気減速や日本への経済制裁なども週を通して重しとなった。日経平均は週ベースで49.39円の下落。

今週の株式市場は、円の高止まりが嫌気され弱含みの展開か。先週は節目の週足基準線9,247円を抜けるも、上値を追う勢いはなく再び下回ってしまった。200日移動平均や週足基準線などが控える、9,000円前後で立て直すことができなければ、75日移動平均線8,836円までの調整も考えられる。中国の景気悪化や日中間の政治的緊張も引き続き相場の重しとなろう。米国株は堅調な展開を続けているが、実体経済との乖離が気になるところ。ただ、今週は配当取りや中間期末のドレッシング買いが期待され、下値も限定的だろう。

今週の日経平均の上値抵抗としては、週足雲下限9,195円、週足基準線9,247円、週足雲上限9,335円など。下値サポートとしては、日足転換線9,029円、200日移動平均線9,015円、日足基準線8,967円、75日移動平均線8,836円など。予想レンジは先週と同じとする。

東証1部全銘柄 予想PER12.66倍 PBR0.93倍 予想配当利回り2.50%

今週の予想レンジ:8,800円~9,300円

更新日 2012年9月23日 株・個人投資家の喫茶店

2012年9月16日日曜日

2012年9月18日~9月21日の日経平均予想

日経平均チャート 2012年9月13日
先週の株式市場は、ドイツ憲法裁判所が欧州安定メカニズム(ESM)の批准を認める判断を下したことや、FRBによる量的緩和第3弾(QE3)の決定により大幅上昇となった。日経平均は週ベースで287.74円の上昇。

今週の株式市場は、上値を試す展開か。ECBとFRBが動きを見せたことで、18~19日に開催される日銀の金融政策決定会合が注目される。週末為替が円安に戻していることから、市場は日銀の追加緩和をある程度織り込んでおり、ゼロ回答だと反動が懸念される。また、9月の中間配当を意識した高配当銘柄への買いもそろそろ意識される。中国の反日デモは、これ以上悪化するようだと、さすがに株式市場にも影響が出てくるだろう。日経平均は、3月27日の高値10,255から6月4日安値8,239円の半値戻しが9,247円、週足基準線も9,247円、まずはここを抜けてこれるかがポイントとなる。

今週の日経平均の上値抵抗としては、週足基準線9,247円、週足雲上限9,306円、心理的節目の9,500円など。下値サポートとしては、先週のSQ値9,076円、200日移動平均9,003円、日足基準線8,934円、75日移動平均線8,797円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.70倍 PBR0.93倍 予想配当利回り2.49%

今週の予想レンジ:8,800円~9,400円

更新日 2012年9月16日 株・個人投資家の喫茶店


2012年9月9日日曜日

2012年9月10日~9月14日の日経平均予想

日経平均チャート2012年9月7日

先週の株式市場は、ECB理事会や米雇用統計を控え様子見ムードが強い中、東証一部の年初来安値が200を超えるなど、軟調な展開が続いた。ただ、週末にECBが南欧国債の買い入れで合意したことを受け、直近売り込まれた銘柄に買い戻しが入り、日経平均もほぼ前週末の水準まで持ち直した。日経平均は週ベースで31.74円の上昇。

今週の株式市場は、FOMC通過までは方向感のない展開が続く。今週は12~13日に開催されるFOMCが最大の注目材料となる。7日の雇用統計が市場予想を大幅に下回ったことで、現在、FRBが何らかのアクションを起こすとの見方が大勢となっており、その動向が注目される。また、12日にはドイツの憲法裁判所が欧州安定メカニズム(ESM)の合憲性について判断を示す。違憲判決が出ることはないと思われるが、出たら大変なことになる。国内には、特に材料はないが、週末にメジャーSQを控え、薄商いの中、先物の思惑的な売買で上下に振らされやすくなろう。いずれにしろ、今週も海外のイベント待ち。

今週の日経平均の上値抵抗としては、25日移動平均線8,951円、200日移動平均線8,985円、心理的節目の9,000円、週足基準線9,247円など。下値サポートとしては、日足基準線8,868円、75日移動平均線8,773円、日足雲上限8,687円、日足雲下限8,631円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.36倍 PBR0.91倍 予想配当利回り2.56%

今週の予想レンジ:8,700円~9,200円

更新日 2012年9月9日 株・個人投資家の喫茶店

2012年9月2日日曜日

2012年9月3日~9月7日の日経平均予想

日経平均チャート 2012年9月2日
先週の株式市場は、欧州債務問題の再燃や世界的な景気の下振れ懸念が高まり反落。東証1部の売買代金は6000億円台に落ち込む日もあり、CTAによる先物売買が相場の方向性を決定している。日経平均は週ベースで91.74円の下落。

今週の株式市場は、方向感は出にくく上下200円程度の揉み合いか。31日にジャクソンホールで行われたバーナンキ議長の講演は、アメリカの経済情勢について「満足には遠く及ばない」とし、量的緩和第3弾(QE3)への含みを持たせた。これにより米国株は反発し、週明けの東京市場も買い戻しが期待される。ただ、6日のECB理事会やQE3を占う上で重要な7日の米雇用統計を控え、上値は重いと思われる。まずは200日移動平均を回復できるかが焦点となる。

今週の日経平均の上値抵抗としては、200日移動平均線8,979円、週足雲下限9,126円、週足基準線9,247など。下値サポートとしては、75日移動平均線8,764円、日足雲上限8,687円、日足雲下限8,657円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.29倍 PBR0.90倍 予想配当利回り2.55%

今週の予想レンジ:8,600円~9,100円


更新日 2012年9月2日 株・個人投資家の喫茶店

2012年8月26日日曜日

2012年8月27日~8月31日の日経平均予想

日経平均株価 2012年8月24日
先週の株式市場は、米国株が高値警戒感から調整に入り、またFOMC議事録で追加金融緩和期待が高まったことで、直近の円安基調が反転し、株式市場の重しとなった。日経平均は週ベースで91.74円の下落。

今週の株式市場は、9,000円を中心に揉み合う展開か。現在、東証一部の売買代金が8日連続の1兆円割れになる一方で、NT倍率は12年ぶりの高水準になっている。この日経平均とTOPIXの歪みが示すように、現在のマーケットは限られた参加者の先物プレーが中心になっている。突飛な動きをしたかと思えば、その後は全く動かなくなるなどやりずらい。一言でいえば市場に厚みがないと言うことであり、個人投資家を育てて来なかった国のマーケットとはこんなものなんだろう。

国内は日中・日韓問題など、気分が悪いニュースが多いが、相場に直接影響する材料はなく、今週もギリシャ支援の動向や米国の追加金融緩和などのニュースに為替が反応し、CTAによる先物売買が相場を支配する流れが強まろう。週末にはバーナンキ議長のジャクソンホールでの講演が予定されているので、徐々に様子見ムードが広がると思われる。目先のレジスタンスは週足基準線の9,247円、サポートは200日移動平均線の8,970円。

今週の日経平均の上値抵抗としては、週足基準線9,247円、週足雲上限9,399円など。下値サポートとしては、週足雲下限9,054円、心理的節目の9,000円、200日移動平均線8,970円、、日足基準線8,755円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.69倍 PBR0.93倍 予想配当利回り2.47%

今週の予想レンジ:8,800円~9,300円

更新日 2012年8月26日 株・個人投資家の喫茶店

2012年8月19日日曜日

2012年8月20日~8月24日の日経平均予想

日経平均株価 2012年8月17日

先週の株式市場は、堅調な米国の経済指標や円安進行を受け、2週連続の大幅上昇となった。日経平均は週ベースで271.06円の上昇。

今週の株式市場は、戻りを試す展開か。日経平均は7月4日の戻り高値9,136円を上回ったことで、6月4日と7月25日でのダブルボトムを形成した。フランス大統領選挙、ギリシャ総選挙、市場予想を大幅に下回る米雇用統計で、5月7日に開けた大きな窓(週足基準線レベル)がレジスタンスとして意識されるが、ここを超えてくるようだと一段高が期待できる。

リスク要因と言うわけではないが、VIX指数が13.45まで低下しているのが気になるところ。過去5年間で見ても最低水準になっており、ちょっと米国は楽観が行き過ぎているように思える。
VIX指数 2012年8月17日
今週の日経平均の上値抵抗としては、週足基準線9,247円、週足雲上限9,452円など。下値サポートとしては、心理的節目の9,000円、200日移動平均線8,963円、日足転換線8,947円、日足基準線8,755円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.82倍 PBR0.94倍 予想配当利回り2.44%

今週の予想レンジ:8,900円~9,400円

更新日 2012年8月19日 株・個人投資家の喫茶店

2012年8月12日日曜日

2012年8月13日~8月17日の日経平均予想

日経平均株価 2012年8月10日
先週の株式市場は、米雇用統計が上振れたことで買い先行の始まりとなった。その後も欧米市場が政策対応や追加金融緩和期待から底堅い推移を続け、為替も安定していたことで、日本市場も売られ過ぎた銘柄への買い戻しが優勢となった。日経平均はオプションSQに絡む先物への買いが相場を引き上げたこともあり、一時9,000円台を回復した。日経平均は週ベースで336.33円の上昇。

今週の株式市場は、欧米市場を睨みながら指数は狭いレンジでの取引が継続か。先週末、9,000円にタッチしたことで達成感も漂うが、欧米株式市場に比べた出遅れ感が相場を下支えする構図。今週は国内がお盆休みに入ることで、閑散相場が予想され、材料の出た個別株中心の動きとなろう。下は日足基準線8,729円がサポートとなり、上は大きく窓をあけている週足基準線9,200円レベルが目標となる。

今週の日経平均の上値抵抗としては、オプションSQ値の8,914円、200日移動平均線8,957円、心理的節目の9,000円、週足基準線9,247円など。下値サポートとしては、日足雲下限8,783円、日足基準線の8,729円。心理的節目8,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.53倍 PBR0.92倍 予想配当利回り2.50%

今週の予想レンジ:8,600円~9,200円

更新日 2012年8月12日 株・個人投資家の喫茶店

2012年8月5日日曜日

2012年8月6日~8月10日の日経平均予想

日経平均チャート 2012年8月3日
先週の株式市場は、週前半は戻りを試したが、その後はFOMCとECB理事会を前に膠着感を強めた。週末にはドラギ・ショックとシャープ・ショックが重なり、前半の上げ幅を吐き出した。日経平均は週ベースで-11.53円の下落。

今週の株式市場は、上も下も限定的ボックス相場が継続か。ECB理事会は失望に終わったが、新たな政策対応期待から週末の欧州市場は持ち直す。また、米雇用統計が市場予想を上回り、米国株が大幅高となったことで、週明けの東京市場はCMEの円建て清算値8,680円にサヤ寄せしての始まりとなろう。ただ、欧州債務危機は本質的には何も変わらず、期待感だけで相場が動いている状況なので、過度な期待は禁物。当面、期待と失望を繰り返しながらと言ったところか。東京市場は、参加者も少なく薄商いが続いている。その為、指数の値幅は限定的だが、決算を受けた個別株は過剰(異常)ともいえるほど上下に値幅が大きくなっている。ただ、先週で問題の主力ハイテク株の決算が一段落したので、次第に落ち着いてくると思われる。まずは先週頭を押さえられた日足基準線8,732円を超えられるかがポイントとなる。

今週の日経平均の上値抵抗としては、週足雲下限8,645円、日足雲下限8,655円、日足基準線8,732円、75日移動平均線8,838円、200日移動平均線8,955円など。下値サポートとしては、心理的節目8,500円、6月4日安値8,238円など。予想レンジは3週連続の据え置きとする。

東証1部全銘柄 予想PER12.06倍 PBR0.89倍 予想配当利回り2.36%

今週の予想レンジ:8,400円~8,900円

更新日 2012年8月5日 株・個人投資家の喫茶店

2012年7月29日日曜日

2012年7月30日~8月3日の日経平均予想

日経平均7月27日

先週の株式市場は、欧州債務懸念を受けた円高進行から、日経平均は一時8,400円割れまで売り込まれた。しかし、週末にECBのドラギ総裁が「ユーロを守るためにあらゆる手段をとる用意がある」と発言したことで、欧州債務懸念が一服し、リスク資産に買い戻しが入った。日経平均は週ベースで-103.23円の下落。

今週の株式市場は、戻りを試す展開か。欧州情勢を睨みながら不安定な相場が継続する流れは変わらないが、過度な悲観の巻き戻しは期待できる。米国では7月31日~8月1日にFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催され、追加の緩和策が講じられるかに注目が集まる。国内では企業決算がピークを迎える。先週は決算に対し過剰な反応も見られたが、その過程で織り込みも進んだと思われるので、徐々に落ち着いてくるのではないか。まずは、日足基準線8,732円を超えられるかが焦点となる。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限8,609円、週足雲下限8,634円、日足基準線8,732円、75日移動平均線8,897円、200日移動平均線8,957円など。下値サポートとしては、心理的節目8,500円、6月4日安値8,238円など。予想レンジは先週と同じとする。

東証1部全銘柄 予想PER11.67倍 PBR0.89倍 予想配当利回り2.35%

今週の予想レンジ:8,400円~8,900円

更新日 2012年7月29日 株・個人投資家の喫茶店

2012年7月22日日曜日

2012年7月23日~7月27日の日経平均予想

先週の株式市場は、世界的な景気減速懸念や円高の進行から、TOPIXが3年ぶりの9営業日連続の下落となるなど軟調な推移となった。日経平均は週ベースで54.25円の下落。

今週の株式市場は、引き続き軟調な展開が継続か。米企業決算と合わせ、国内も今週から本格化する4-6月期の決算が注目材料となる。外需系は下方修正懸念が強いが、株価は先行して下落している。いったん買い戻しになるのか、足元の円高を嫌気し更に売られるのか。週明けは8,600円の攻防から始まりそうだが、ここを維持できないと下方にバイアスがかかりやすい。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足基準線8,829円、週足雲下限8,837円、200日移動平均線8,959円、75日移動平均線8,984円。下値サポートとしては、日足雲下限8,555円、心理的節目8,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER11.74倍 PBR0.90倍 予想配当利回り2.32%

今週の予想レンジ:8,400円~8,900円

更新日 2012年7月22日 株・個人投資家の喫茶店

2012年7月15日日曜日

2012年7月17日~7月20日の日経平均予想

日経平均チャート2012年7月13日
先週の株式市場は、米雇用統計を受け下落して始まり、その後も欧州債務問題によるユーロ安、日銀の追加緩和見送り、世界的な景気減速懸念などを嫌気し下値模索の展開となった。日経平均は週ベースで296.63円の下落。

今週の株式市場は、買い手掛かりに乏しく軟調な展開が継続か。内需系の株は比較的値持ちが良いが、外需系は下落トレンドを続けており、リスクオフ相場が継続している。日経平均は8,600円前後で持ち堪えることができるかが目先の焦点となる。今週も4-6月期の米企業決算が注目材料だが、日本企業も月末の決算発表で外需系企業の下方修正懸念が高まっており、先行して織り込みに行くことも考えられる。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足基準線8,782円、週足雲下限8,798円、200日移動平均線8,955円、75日移動平均線9,058円。下値サポートとしては、7月のSQ値8,678円、日足雲下限8,638円、心理的節目8,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER11.93倍 PBR0.92倍 予想配当利回り2.28%

今週の予想レンジ:8,500円~9,000円

更新日 2012年7月15日 株・個人投資家の喫茶店

2012年7月8日日曜日

2012年7月9日~7月13日の日経平均予想

先週の株式市場は、EU首脳会議の合意によるアンワインド(巻き戻し)は入ったが、リスク・オンには移行できず、次第に様子見ムードが強まった。日経平均はなんとか9,000円台は維持したが、東証一部の売買代金は週を通して1兆円割れと薄商いが続いた。日経平均は週ベースで13.97円の上昇。上昇は5週連続。

今週の株式市場は、上値の重い展開が継続か。EU首脳会議の合意で、いったんリスク資産に買い戻しが入ったが、フィンランドとオランダがESMの債券購入に反対するなど、資本注入の具体的な手順や条件が不透明なことから、ユーロは再び軟調な展開になっている。また、週末にはスペインの10年物国債利回りが再び7%を超えるなど、マーケットはまだ疑心暗鬼の状態を抜け出せていない。9日のユーロ圏財務相会合で欧州各国が協調姿勢を示せるかがポイントとなる。

国内では、11~12日に開かれる日銀の金融政策決定会合が注目材料。先週、7月の地域経済報告(さくらリポート)で、全国9地域の景気判断を引き上げたことから、現状維持が予想されるが、期待値が低い分、サプライズがあれば好感されるだろう。世界的な金融緩和の流れの中で、また日銀だけ後手に回ることになれば、円高が株式市場を圧迫することになろう。

今週の日経平均の上値抵抗としては、75日移動平均線9,144円、週足基準線9,247円、日足雲上限9,339円など。下値サポートとしては、200日移動平均線8,952円、日足転換線8,878円、週足雲下限8,788円、日足基準線8,687円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.29倍 PBR0.95倍 予想配当利回り2.22%

今週の予想レンジ:8,750円~9,300円

更新日 2012年7月8日 株・個人投資家の喫茶店



2012年7月1日日曜日

2012年7月2日~7月6日の日経平均予想

先週の株式市場は、週前半はドイツの頑なな態度から、EU首脳会議では何も進展がないとの臆測で軟調に推移した。しかし、EU首脳会議で新たな危機対応策が打ち出されたことで、先物主導で買い戻しが進み、日経平均は9,000円台を回復した。日経平均は週ベースで208.43円の上昇。上昇は4週連続。

今週の株式市場は、リスク回避の巻き戻しと実体経済悪の綱引きで上値は限定的か。週末の対応で欧州不安は一時的に後退したが、欧州安定メカニズム(ESM)の運用及び資本注入の具体的な手順や条件はまだ不明な部分もあり、今後の紆余曲折が予想される。今週は米国の経済指標でISMと雇用統計が発表される。直近の流れから考えると、あまり良い数字は期待できないだけに、発表前には様子見ムードが強まろう。日経平均は、3月27日終値10,255円から6月4日終値8,296円の50%戻しが9,276円で、週足基準線の9,247円と共に意識される水準。

今週の日経平均の上値抵抗としては、75日移動平均線9,212円、週足基準線9,247円、日足雲上限9,375円など。下値サポートとしては、200日移動平均線8,943円、週足雲下限8,800円、日足基準線8,642円など。

今週の予想レンジ:8,750円~9,300円

更新日 2012年7月1日 株・個人投資家の喫茶店


2012年6月24日日曜日

2012年6月25日~6月29日の日経平均予想

2012年6月3週の日経平均チャート
先週の株式市場は、ギリシャの再選挙で緊縮推進派が勝利したことで、リスクオフの巻き戻しが入り堅調な推移となった。FOMCは、緊縮推進派が勝利したことで、QE3(量的緩和第3弾)の実施は見送られたが、ツイストオペは半年間延長された。日経平均は月曜日にギャップアップした後は、6月のSQ値8,613円をサポートに週ベースで229.03円の上昇となった。

今週の株式市場は、底堅い展開が継続か。不安定な欧州情勢や米国の景気減速など懸念材料は依然として多い。しかし、マーケットはいったん最悪の事態まで織り込んだので、リスクオフの巻き戻しによる円高修正が続けば、日本株は他国より戻り余地は大きいだろう。ただ、リスクオンになるには、28─29日に開かれるEU首脳会議で欧州安定化メカニズム(ESM)による国債の買い取りなど、新たな支援材料が提供される必要がある。国内では3月期決算企業の株主総会がピークを迎える。例年、この期間は株価が堅調に推移する傾向にある。茶番劇のような国内政局に関しては、どうでもいいって感じか。

今週の日経平均の上値抵抗としては、週足雲下限8,908円、200日移動平均線8,945円、日足雲下限9,019円、75日移動平均線9,275円など。下値サポートとしては、6月のSQ値8,613円、日足基準線8,549円、25日移動平均線8,595円、心理的節目の8,500円など。

今週の予想レンジ:8,500円~9,200円

更新日 2012年6月24日 株・個人投資家の喫茶店

2012年6月17日日曜日

2012年6月18日~6月22日の日経平均予想

日経平均チャート

先週の株式市場は、EUがスペインに約10兆円の支援を行うことが評価され、月曜日は大幅に上昇で始まった。しかし、民間投資家が保有する国債が「劣後債」に転落してしまう可能性が警戒され、スペインの国債利回りが一時7%を超えるなど効果は1日で消滅。東証1部の売買代金は、ギリシャの再選挙を控え5営業日連続の1兆円割れと薄商いが続いた。日経平均は週ベースで110.06円の上昇。

今週の株式市場は、ボラタイルな展開が予想される。言うまでもなく、月曜日にギリシャの再選挙の結果がどう出るかである。ギリシャの再選挙の結果を受けて金融市場に混乱が生じた場合、主要先進国の中央銀行による流動性供給などの準備は出来ているようだが、急進左派が勝った場合は相当荒れそうである。ただ、急進左派が勝ってもユーロ離脱までは望んでいないことから、その後の交渉では現実路線をとり、次第に軟化して行くものと思われる。また緊縮推進派が勝った場合も、その後の紆余曲折は必至で買い戻し相場も長くは続かないだろう。結局、どちらが勝ってもボラが高まるのは一時的なものだと考える。

アメリカでは、19~20日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。米株は既に追加緩和を織り込む形で上昇しているので、QE3への言及がなければ失望されるだろう。日本国内は、まったくやる気のない日銀と、政治は増税と自分たちの選挙のことで手一杯。海外発の悪材料はそのまま受け、好材料はそのまま受けられない状況が続きそうだ。

今週の日経平均の上値抵抗としては、SQ値8,613円、25日移動平均線8,614円、日足基準線8,645円、週足雲下限8,946円など。下値サポートとしては、6月4日の安値8,238円、昨年11月25日安値8,135円、心理的節目の8,000円など。

今週の予想レンジ:8,000円~9,000円

更新日 2012年6月17日 株・個人投資家の喫茶店


2012年6月10日日曜日

2012年6月11日~6月15日の日経平均予想



先週の株式市場は、欧州債務問題と米雇用統計の鈍化を受け、週明けの4日にTOPIXがバブル崩壊後の安値を更新した。その後は欧州の政策期待から買い戻されるが、SQ通過後に再び売り直された。日経平均は週ベースで19.01円の上昇。

今週の株式市場は、不安定な動きが継続か。17日に実施されるギリシャの再選挙が最大の注目材料。財政緊縮賛成派と財政緊縮反対派(急進左派連合)の支持率は拮抗しており、どちらが勝つかは予断を許さない状況。急進左派連合が勝利した場合、どの程度の衝撃が市場に走るかは読みづらいが、本日、EUがスペインに対し最大1000億ユーロ(約10兆円)規模の支援を用意すると表明したことで、目先の金融システム不安の拡大は避けられそうだ。ただ、この10兆円が妥当な金額なのか、週明けのマーケットが評価する。日経平均は早期にSQ値の8,613円を超えられるかがポイント。

今週の日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の8,500円、SQ値8,613円、25日移動平均線8,709円、日足基準線8,828円、200日移動平均線8,952円など。下値サポートとしては、6月4日の安値8,238円、昨年11月25日安値8,135円、心理的節目の8,000円など。

今週の予想レンジ:8,250円~8,750円

更新日 2012年6月10日 株・個人投資家の喫茶店

2012年6月3日日曜日

2012年6月4日~6月8日の日経平均予想


先週の株式市場は、欧州債務問題によるリスクオフ相場が継続した。週末にはドイツの2年債利回りが一時マイナスになるなど、マーケットは異常な事態に陥っている。日経平均は9週連続の下落となり、値幅にして-1,643円、下げ率は-16.2%になっている。

今週の株式市場は、下値模索が継続か。週末の米雇用統計は、非農業部門就業者数が、予想されていた15万5000人増を大きく下回る6万9000人増にとどまり、ネガティブサプライズとなった。これを受け、ユーロ/円が95円、ドル/円が77円台に入ったが、介入の噂もありひとまず雇用統計前の水準まで戻して終わっている。NYダウの年初来安値を更新を受け、CMEの清算値は8,255円と大幅安で終わっており、週明けは8,250円の攻防から始まりそうだ。欧州債務問題は解決の糸口さえ見出せず、リスクオフで更に円高が進むようだと、昨年11月25日安値8,135円もサポートとはならないだろう。ただ、東証一部の純資産倍率(PBR)は0.87倍まで低下しており、バリュエーションを無視した売られ方になっているのはチャンスでもある。

今週の日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の8,500円、日足転換線8,581円、週足雲下限8,908円、200日移動平均線8,966円など。下値サポートとしては、心理的節目の8,250円、昨年11月25日安値8,135円、心理的節目の8,000円など。

今週の予想レンジ:8,000円~8,600円

更新日 2012年6月3日 株・個人投資家の喫茶店


2012年5月27日日曜日

2012年5月27日~6月1日の日経平均予想

2012年5月27日 日経平均チャート
先週の株式市場は、ギリシャのユーロ離脱懸念とユーロ残留期待が綱引きしながらも、リスクオフの流れが継続した。日銀の追加緩和見送りは予想通りだったが、売り方に安心感を与える結果となった。日経平均は週ベースで30.92円の下落。8週連続の下落は20年ぶり。

今週の株式市場は、上値の重い展開が継続か。ギリシャに関しては、6月17日に再選挙を行なっても連立政権の成立へのハードルは高い。また、最大の支援国であるドイツの国内世論は、ギリシャのユーロ圏残留に6割が反対し、ユーロ共通債については8割が反対と更に過激になっており、妥協点を探る隔たりも日々拡大している。従って最終的にギリシャは離脱に追い込まれる可能性が高い。EU各国は表向きはギリシャ残留を言いつつも、離脱に対する備えはかなり進んでいると思われる。不安を煽る報道もあるが、一時的な混乱はあるにせよ、このまま不透明な状態が続くよりは、早期に離脱してもらった方がマーケット的にはスッキリするだろう。ただ、GDPが大阪府以下の小国ギリシャさえ救えないユーロの構造的欠陥問題は残り、周辺国への波及を最小限に押さえ込めるかが焦点となる。

日経平均は5月に入ってから、日足転換線にさえタッチできない状態が続いており、まずはここを越えないことには話にならない。東証1部のPERは11.52倍、PBRは0.89倍と、かつてないほどの割安な水準になっている。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足転換線8,714円、週足雲下限8,908円200日移動平均線8,985円など。下値サポートとしては、心理的節目の8,500円、8,250円、昨年11月25日安値8,135円など。

今週の予想レンジ:8,250円~8,750円

更新日 2012年5月27日 株・個人投資家の喫茶店


2012年5月20日日曜日

2012年5月21日~5月25日の日経平均予想

先週の株式市場は、ギリシャの再選挙突入が確実となり、同国のユーロ圏離脱の可能性が増したことで、スペイン・イタリアなど他の欧州重債務国にも不安が広がり世界的な株安の流れが加速した。日経平均は週ベースで342円の下落。

今週の株式市場は、引き続き欧州情勢に大きく左右される展開が継続。今回のリスクオフは、ギリシャがユーロ圏を離脱し金融システム不安が世界に広がるというシナリオで動いている。ポジション調整はかなり進んだと思われるが、最悪のシナリオを全て織り込んでいるわけではない。政治が危機回避に向け進展を見せられるかが焦点で、不安が和らげば強烈なアンワインドも期待できるが、事態は極めて流動的でマーケットも暫くはボラタイルな展開が予想される。フェイスブックの上場は期待外れとの声も多いが、この状況下ではむしろ健闘したと言える。今週の同社の動きも市場心理を大きく左右しそうだ。

指標面を見ると、東証1部のPERは3月27日の22.42倍から直近11.83倍まで低下。東証1部全銘柄のPBRは0.89倍、騰落レシオもほぼ底値圏を示唆する60台と割安感は顕著である。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足転換線8,898円、心理的節目の9,000円、200日移動平均線9,018円、日足基準線9,140など。下値サポートとしては、心理的節目の8,500円、8,250円、昨年11月25日安値8,135円など。

今週の予想レンジ:8,300円~8,900円

更新日 2012年5月20日 株・個人投資家の喫茶店

2012年5月13日日曜日

2012年5月14日~5月18日の日経平均予想

先週の株式市場は、米雇用統計、フランス大統領選挙、ギリシャの政局混迷、そして週末にはJPモルガンの巨額損失と悪材料が重なり、9,000割れまで売り込まれた。日経平均は週ベースで426.94円の下落。

今週の株式市場は、下値模索から下げ止まりを確認へ。テクニカル的には、騰落レシオが66.5、25日移動平均乖離率が-5.6%など売られすぎを示唆する指標も多く、いつ反発に転じてもおかしくはない水準。またPBRで見ても9,000円割れは割安な水準と言える。ただ、テクニカル的なサポートは見当たらず、悪材料に反応しやすい地合いは継続している。幾ら割安と言っても東京市場の買い手不在は深刻であり、売り仕掛け一つでフリーフォールのよに下落していく懸念もある。


今週の日経平均の上値抵抗としては、200日移動平均線9,048円、週足基準線9,195円、75日移動平均9,504円、日足基準線9,514など。下値サポートとしては、1月末から2月初めにかけて揉み合った水準8,750円レベル。TOPIXに関しては既に2月初旬の水準に達している。


今週の予想レンジ:8,750円~9,350円


更新日 2012年5月13日 株・個人投資家の喫茶店

2012年5月6日日曜日

2012年5月7日~5月11日の日経平均予想

先週の株式市場は、連休の谷間で薄商いの中、海外の重要イベントを前にポジション調整の売りに押され軟調な推移となった。日経平均は週ベースで140.64円の下落。

今週の株式市場は、下値模索の展開が継続か。週末の米雇用統計が市場予想を下回り、為替も円高に振れていることから、週明けは売り先行の始まりとなる。例年この時期はヘッジファンの解約売りも出やすい環境にあり、悪材料が重なりオーバーシュートすれば、一気に9,000円割れに向かう可能性も否定出来ない。日経平均の昨年11月の安値8,135円から今年3月の高値10,255までの半値押しが9,195円、61.8%押しが8,944円であり、この辺りが一つのメドとなる。ただ、日経平均が9,000円前後まで下がると東証1部はPBR1倍割れの水準になるので、一時薄れた割安感も出てくるだろう。

今週の日経平均の上値抵抗としては、75日移動平均線9,476円、日足転換線9,512円、週足雲上限 9,560円、日足基準線9,794円など。下値サポートとしては、週足雲下限9,304円、週足基準線9,195円、200日移動平均線9,070円など。

今週の予想レンジ:8,900円~9,500円

更新日 2012年5月6日 株・個人投資家の喫茶店

2012年4月22日日曜日

2012年4月23日~4月27日の日経平均予想

先週の株式市場は3週連続の下落。週初はスペインの財政不安から売り先行で始まったが、スペインが17日に実施した政府短期証券(TB)の入札が無難に通過したことで、日経平均も18日には200円を超す大幅高になった。その後は米マクロ指標が弱含んだことや、来週の重要イベントを前に様子見ムードが強まり、再び軟調な推移となった。日経平均は週ベースで76.63円の下落。

今週の株式市場は引き続き上値の重い展開が継続か。東京市場は依然調整局面が続いており、今週も大型連休を目前に外国人も国内機関投資家も積極的に動く理由がない。基本的にポジション調整に終始しそうだ。また今週はフランスの大統領選挙、米FOMC、日銀金融政策決定会合、週末からの国内企業決算の本格化、とイベントが目白押しの週である。マーケットへのインパクトが大きいアップルの決算も注目度が高い。海外要因でギャップを大きく開けて戻ってくることも予想されるので、主力株は手掛けづらく、短期資金は先週同様、仕手系材料株に流れることになろう。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限9,692円、日足基準線9,822円、25日移動平均線9,842円など。下値サポートとしては、週足雲上限9,560円、4月11日安値9,388円、75日移動平均線9,378円、日足雲下限9,254円など。

今週の予想レンジ:9,300円~9,800円

更新日 2012年4月22日 株・個人投資家の喫茶店

2012年4月15日日曜日

2012年4月16日~4月20日の日経平均予想

先週の株式市場は続落。スペインの財政不安や日銀の追加緩和見送りもあり円高が進行、水曜日には9,388円まで下げる場面もあった。しかし、その後は欧米市場がリバウンドしたことで週末にかけ下げ幅を縮める。日経平均は週ベースで50.46円の下落。

今週の株式市場は、上値の重い展開が継続か。目先の材料としては本格化してくる米企業決算だろうが、好業績はある程度織り込み済みで、マクロ面での日米の追加金融緩和に関心が集まる。日本は次週に予定される日銀の追加緩和が相場を下支える形になるが、マーケットは既に追加緩和を織り込んでいるので、実際の発表時にサプライズがなければ、そこで材料出尽くしだろう。またアメリカが更に追加緩和に走るような姿勢をみせれば円高の進行も懸念される。日経平均でPBR1倍の9,200円レベルが当面の下値めどか。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足基準線9,882円、25日移動平均線9,927円、心理的節目10,000円など。下値サポートとしては、週足雲上限9,560円、日足雲上限9,517円、75日移動平均線9,305円、月足転換線9,195円など。

今週の予想レンジ:9,250円~9,800円

更新日 2012年4月15日 株・個人投資家の喫茶店

2012年4月8日日曜日

2012年4月9日~4月13日の日経平均予想

先週の株式市場は大幅に反落。3日に発表されたマネタリーベースは、震災に対応した前年の反動があるにせよマイナスとなり、改めて日銀の緩和姿勢に疑問が持たれる結果となった。またアメリカのQE3の後退、スペインの財政不安も追い打ちをかけ、リスクオフの円買いが進み、日経平均は週ベースで395.11円の下落となる。

今週の株式市場は、下値模索から下げ止まりを確認する展開か。9~10日に行われる日銀の金融政策決定会合では、追加緩和はないと予想されるが、終了後の会見で今後の緩和に積極的な姿勢を示せるかが問われている。またアメリカも雇用統計が予想より悪かったことからQE3への期待が再び高まることが予想され、日銀の対応と合わせ注目される。今週は週末にオプションSQが控えていることから、9,750~9,500円がコアレンジだろうが、9,500円を割り込むようだと、リスクオフに傾いているだけに9,250円まで意識される。ただ、今回の相場が本当に強ければ50日移動平均線前後で止まるはずである。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線9,882円、25日移動平均線9,958円、心理的節目10,000円など。下値サポートとしては、50日移動平均線9,583円、週足雲上限9,560円、日足雲上限9,487円、75日移動平均線9,228円など。

今週の予想レンジ:9,300円~9,900円

更新日 2012年4月8日 株・個人投資家の喫茶店


2012年4月1日日曜日

2012年4月2日~4月6日の日経平均予想

先週の株式市場は底堅く推移した。米国株が26日にQE3(量的金融緩和第3弾)期待から急騰し、翌27日の日経平均も200円を超す大幅高となり、東日本大震災後の高値を更新した。その後は配当落ちやドル円が81円台に入ったことも影響し、週末まで3日続落となったが、日銀のETFの買い入れなどもあり下値は限定的だった。日経平均は週ベースで72.09円の上昇。


今週の株式市場は、上値の重い展開を予想する。欧州危機は表面上は沈静化しているが、実際は傷口に絆創膏を貼った程度のものである。またアメリカもQE3期待でしか相場が上昇しなくなっており、ここから一段の上値追いになるかと言えば大いに疑問と言える。ただ、4月いっぱいまでは崩れそうで崩れない相場が続くのではないかと思われる。


今週は2日に米ISM製造業指数、週末に米雇用統計。国内では2日の日銀短観が注目料。大企業製造業の業況判断指数は円高の修正を受け、半年ぶりに改善すると予想される。


日経平均の上値抵抗としては、日足転換線10,127円、3月27日高値10,255円。下値サポートとしては、心理的節目の10,000円、25日移動平均線9,917円、日足基準線9,882円など。予想レンジは先週と同じとする。


今週の予想レンジ:9,750円~10,250円


更新日 2012年4月1日 株・個人投資家の喫茶店

2012年3月25日日曜日

2012年3月26日~3月30日の日経平均予想

先週の株式市場は反落。日経平均は週初に終値ベースでの震災後の戻り高値を更新した。しかし、その後は中国や欧州のPMIの低下を受け、世界景気の減速懸念が再び台頭し調整局面となった。日経平均は週ベースで118.36円の下落。

今週の株式市場は、スピード調整が継続も底堅い展開か。今週は権利落ちもあり、9,800円程度までの下げは、健全な調整といえる。ただ、多くの人がそう考え、積極的な押し目買いに入り、それがしこる形になれば需給が悪化し本格調整になる。今の相場は、ONとOFFしかない相場。買いそびれる人は逃げ遅れるのも常なので、無理をする必要はない。ただ、個人的には大きく崩れるような展開はまだ先だと思われる。28日の日経平均配当権利落ち分は、だいたい80円程度が予想され、これを直ぐに埋められるか否かが、強弱を計る上で注目される。

日経平均の上値抵抗としては、日足転換線10,030円、2011年7月8日ザラ場高値10,207円。下値サポートとしては、心理的節目の10,000円、25日移動平均線9,791円、日足基準線9,693円など。

今週の予想レンジ:9,750円~10,250円

更新日 2012年3月25日 株・個人投資家の喫茶店

2012年3月18日日曜日

2012年3月19日~3月23日の日経平均予想

先週の株式市場は続伸。好調な欧米株式市場や円安の進行を好感して堅調な展開となった。日経平均は週ベースで200.09円の上昇し、25年ぶりの10週連続陽線となる。

今週の株式市場は、震災後の戻り高値10,207円を目指す展開か。過熱感は相当強まっているが、需給は良く、円安トレンドも継続していることから、海外がよほど変調をきたさない限り大きく崩れる要素は見当たらない。スピード調整があった場合も、買いそびれている投資家の押し目買いや、1月16日を最後に入っていない日銀のETF買いが下値を支える。

日経平均の上値抵抗としては、2011年7月8日高値10,207円、月足雲下限10,546円。下値サポートとしては、心理的節目の10,000円、日足転換線9,834円、週足雲上限9,560円、日足基準線9,553円など。

今週の予想レンジ:9,800円~10,300円

更新日 2012年3月18日 株・個人投資家の喫茶店

2012年3月11日日曜日

2012年3月12日~3月16日の日経平均予想

先週の株式市場は続伸。週前半は急ピッチな上昇に対する警戒感や、ギリシャ債務交換への不透明感から利益確定売りが優勢だったが、週後半にはギリシャ懸念も和らぎ上昇に転じた。日経平均は週ベースで152.71円の上昇。

今週の株式市場は、1万円の攻防から上値を試す展開か。注目の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が22万7000人増と、市場予想を上回り、米株は堅調な展開となった。CMEの円建て清算値は9,950円、先物の配当落ち分を考慮すると、現物は1万円台に乗せてきているので、週明けは1万円を上回っての始まりが予想される。82円ミドルまで円安が進行しているのも追い風となろう。レジスタンスと意識されるのは、2011年7月8日高値10,207円しかなく、為替次第ではここを一気に試しに行く展開も予想される。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の10,000円、2011年7月8日高値10,207円、下値サポートとしては、日足転換線9,758円、週足雲上限9,560円、日足基準線9,416円など。

今週の予想レンジ:9,600円~10,200円

更新日 2012年3月11日 株・個人投資家の喫茶店

2012年3月4日日曜日

2012年3月5日~3月9日の日経平均予想

先週の株式市場は続伸。先物主導で値動きが荒くなる場面も見られたが、円安の進行や底堅い海外市場の流れを受け、堅調な推移となった。日経平均は週ベースで129.65円の上昇。

今週の株式市場は、週末にメジャーSQを控え、先週以上に先物に思惑的な売買が出やすい状況となろう。基本的に9,750円を中心とした展開だろうが、9,500円~10,000円の間で振れが大きくなる場面も想定される。先週、9,800円台に先物が乗せると動きが不安定になったので、まずは、2月29日と3月1日のザラ場高値9,866(5)円を超えられるかが焦点となる。また、9日には米雇用統計も控えており、円安の継続性が試される。リスク要因としては、原油価格の一段の上昇だろう。

日経平均の上値抵抗としては、2月29日ザラ場高値 9,866円、心理的節目の10,000円。下値サポートとしては、日足転換線9,653円、週足雲上限9,559円、週足雲下限9,293円、日足基準線9,320円など。

今週の予想レンジ:9,500円~10,000円

更新日 2012年3月4日 株・個人投資家の喫茶店

2012年2月26日日曜日

2012年2月27日~3月2日の日経平均予想


先週の株式市場は続伸。ギリシャ向け第二次金融支援の合意は織り込み済みで材料視されなかったが、材料出尽くしとなることもなく、海外市場は高値圏で堅調推移を続けた。東京市場は、ドル円が80円台入るなど円安が追い風となり、株式市場に調整を許さない状況になっている。日経平均は週ベースで263.21円の上昇。

今週の株式市場は、底堅い展開が継続か。相場の過熱感は言うまでもないが、このまま円安トレンドが定着してくるかが最大の焦点となっている。今週は欧州中央銀行(ECB)による3年物資金供給オペが実施される。ユーロ圏の銀行は、前回とほぼ同額を借り理れる予定で大きな波乱はないと思われる。このオペに関しては、順調に行っても既に織り込み済みで、総需要が4000億ユーロを下回った場合はネガティブ要因となる。


日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の9,750円と10,000円。下値サポートとしては、週足雲上限9,559円、週足雲下限9,429円、日足転換線9,310円、日足基準線9,186円など。


今週の予想レンジ:9,350円~9,850円


更新日 2012年2月26日 株・個人投資家の喫茶店

2012年2月19日日曜日

2012年2月20日~2月24日の日経平均予想

先週の株式市場は大幅な続伸となった。好調な経済指標が続く米国の株高も支援材料だが、14日に日銀がサプライズとも言える追加緩和に踏み切ったことで円安が進行し、日本株には更なる追い風となった。建玉の多かったオプションの9,250円、9,500円のコール売りが踏み上げられる形で、先物へのヘッジ買いが裁定買いを誘い、週後半に上げ幅を拡大した。日経平均は週ベースで437円の上昇。

今週の株式市場は、底堅い展開が継続か。20日に開催されるユーロ圏定例財務相会合でギリシャに対する追加支援策が決定する予定だが、これは既に織り込み済みなので、決まったとしても材料視されることはないだろう。さすがに過熱感は強くなっているが、ポジションの巻戻しが続き為替が80円台に乗せてくるようだと、一気に9,500円を抜けてくる可能性も否定出来ない。

日経平均の上値抵抗としては、週足雲下限9,487円、心理的節目9,500円、週足雲上限9,559円。下値サポートとしては、日足転換線9,161円、200日移動平均線9,046円、日足基準線8,893円など。

今週の予想レンジ:9,100円~9,700円

更新日 2012年2月19日 株・個人投資家の喫茶店

2012年2月12日日曜日

2012年2月13日~2月17日の日経平均予想

先週の株式市場は底堅い推移となった。米国は良好な経済指標から、NYダウとナスダックが高値を更新、欧州財政問題も小康状態となっていることから、世界的にリスク資産への巻戻しが続いた。日経平均は約3ヵ月半ぶりに9,000円台を回復した。日経平均は週ベースで115.24円の上昇。

今週の株式市場は、スピード調整から9,000円を挟み、やや弱含みの展開か。国内企業決算はピークを越え、市場の関心は再び紆余曲折しているギリシャ問題や米国の経済指標に移ることになろう。外国人は6週連続で日本株の買い越しを続けているが、買い越し幅は徐々に縮小傾向にある。ショート・カバーによる買い戻しが一巡した後、更に日本株を買い進めるかと言えば、平均PERでの割安感が消滅しているので、PBRだけの割安感と言うことになり、インパクトが弱い。外国人に相対的な日本株の出遅れを感じさせるには、更なる円安が必要。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の9,000円、SQ値の9,011円、200日移動平均線9,057円、10月31日ザラ場高値9,152円など。下値サポートとしては、日足基準線8,683円、日足雲上限8,644円、心理的節目の8,500円など。

今週の予想レンジ:8,650円~9,150円

更新日 2012年2月12日 株・個人投資家の喫茶店

2012年2月5日日曜日

2012年2月6日~2月10日の日経平均予想

先週の株式市場は、決算プレーが中心で指数は膠着状態となった。各種オシレーターに過熱感が出ていることから、利益確定売りが出ているが、欧米市場が堅調なこともあり、全般的には底堅い動きとなっている。日経平均は週ベースで9.29円の下落。

今週の株式市場は、底堅い展開か。週末の米国株は雇用統計の改善を受け上昇し、ドル円も若干円安方向に振れた。週明けの日本市場は、これを好感し買い先行の始まりとなろう。
大幅下方修正を出した外需ハイテク系銘柄の底入れを確認出来れば、9,000円をトライする環境が整う。小康状態になっている欧州債務問題は、ギリシャの債務減免交渉の行方やポルトガルの国債利回りの上昇などに注意が必要。国内は引き続き決算発表が材料となり、個別はボラの高い状態が継続しそうだ。

日経平均の上値抵抗としては、11月1日の窓埋め8,950円レベル、心理的節目の9,000円、200日移動平均線9,073円など。下値サポートとしては、日足雲上限8,644円、日足基準線8,621円、日足雲下限8,419円など。

今週の予想レンジ:8,600円~9,100円

更新日 2012年2月5日 株・個人投資家の喫茶店

2012年1月29日日曜日

2012年1月30日~2月3日の日経平均予想

先週の株式市場は、欧州債務問題が一服していることから底堅い動きを続けたが、短期的な過熱感に加え、FOMCで少なくとも2014年遅くまで異例の低金利を維持するとの見通しが示されたことで為替が再び円高に振れ、週末にかけ伸び悩んだ。日経平均は週ベースで74.86円の上昇。

今週の株式市場は9,000円を前に上値の重い展開か。まずはギリシャの債務減免交渉の行方とEU首脳会議が注目材料となる。国内に関しては、決算発表がピークを向かえる。ここまでの発表を見ると、円高・タイの洪水の影響で主力企業の決算発表はネガティブなものが多い。想定内のこととは言え、今週も続くようだと上値を追っていくのは難しい。ただ、来期に希望がつながるようなものが見えてくれば、雰囲気も変わってくるだろう。米国株は過熱感が高く、FOMCを受け再び円高基調になっているのは警戒要因。

日経平均の上値抵抗としては、11月1日の窓埋め8,950円レベル、心理的節目の9,000円、200日移動平均線9,094円など。下値サポートとしては、日足雲上限8,644円、日足基準線8,591円、日足雲下限8,466円など。

今週の予想レンジ:8,500円~9,000円

更新日 2012年1月29日 株・個人投資家の喫茶店

2012年1月22日日曜日

2012年1月23日~1月27日の日経平均予想

先週の株式市場は、S&Pによるユーロ圏9カ国の格下げから売り先行で始まったが、欧州各国の国債入札が順調に消化されたことで、過度な悲観が後退した。週末は主力株が買い戻され上げ幅を拡大。日経平均は週ベースで266.34円の上昇となった。

今週の株式市場は、底堅い展開か。日経平均は三角保合を上抜けてきたことで、地合いは良くなってきている。とは言え、ギリシャの債務削減問題ひとつ取っても、まだどのような展開になるかは予断を許さない状況で、警戒を緩めるわけにもいかない。週末にかけ国内企業の四半期決算も本格化してくるので、様子見ムードも強まりそうだ。

日経平均の上値抵抗としては、11月1日の窓埋め8,950円レベル、心理的節目の9,000円、200日移動平均線9,115円など。下値サポートとしては、日足雲上限8,644円、日足基準線8,531円、1月SQ値8,470円など。

今週の予想レンジ:8,500円~9,000円

更新日 2012年1月22日 株・個人投資家の喫茶店

2012年1月15日日曜日

2012年1月16日~1月20日の日経平均予想

先週の株式市場は、欧州財務危機によるユーロ安進行などから、薄商いのなか軟調地合いが継続した。ただ、週末のSQ値が高く決まったことで、日経平均は週ベースで109.67円の上昇となる。

今週の株式市場は、上値の重い展開が継続か。フランスを始めとするユーロ圏9カ国の格下が正式発表されたのはNY市場がクローズした後だが、場中に格下げは決定されるものとして動き、結果マーケットは、ほぼ無風状態だったので、とっくの昔に織り込み済みだったと云うことだろう。しかし、今後、欧州金融安定化基金(EFSF)の格付けに影響が及ぶのは避けられず、欧州各国の対応はより困難なものになる。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線8,501円、12月に頭をおさえられた8,700円レベルなど。下値サポートとしては、1月のSQ値8,470円、下げ渋りを見せる8,350円レベル、11月25日終値8,160円など。

今週の予想レンジ:8,200円~8,700円

更新日 2012年1月15日 株・個人投資家の喫茶店