2012年1月29日日曜日

2012年1月30日~2月3日の日経平均予想

先週の株式市場は、欧州債務問題が一服していることから底堅い動きを続けたが、短期的な過熱感に加え、FOMCで少なくとも2014年遅くまで異例の低金利を維持するとの見通しが示されたことで為替が再び円高に振れ、週末にかけ伸び悩んだ。日経平均は週ベースで74.86円の上昇。

今週の株式市場は9,000円を前に上値の重い展開か。まずはギリシャの債務減免交渉の行方とEU首脳会議が注目材料となる。国内に関しては、決算発表がピークを向かえる。ここまでの発表を見ると、円高・タイの洪水の影響で主力企業の決算発表はネガティブなものが多い。想定内のこととは言え、今週も続くようだと上値を追っていくのは難しい。ただ、来期に希望がつながるようなものが見えてくれば、雰囲気も変わってくるだろう。米国株は過熱感が高く、FOMCを受け再び円高基調になっているのは警戒要因。

日経平均の上値抵抗としては、11月1日の窓埋め8,950円レベル、心理的節目の9,000円、200日移動平均線9,094円など。下値サポートとしては、日足雲上限8,644円、日足基準線8,591円、日足雲下限8,466円など。

今週の予想レンジ:8,500円~9,000円

更新日 2012年1月29日 株・個人投資家の喫茶店

2012年1月22日日曜日

2012年1月23日~1月27日の日経平均予想

先週の株式市場は、S&Pによるユーロ圏9カ国の格下げから売り先行で始まったが、欧州各国の国債入札が順調に消化されたことで、過度な悲観が後退した。週末は主力株が買い戻され上げ幅を拡大。日経平均は週ベースで266.34円の上昇となった。

今週の株式市場は、底堅い展開か。日経平均は三角保合を上抜けてきたことで、地合いは良くなってきている。とは言え、ギリシャの債務削減問題ひとつ取っても、まだどのような展開になるかは予断を許さない状況で、警戒を緩めるわけにもいかない。週末にかけ国内企業の四半期決算も本格化してくるので、様子見ムードも強まりそうだ。

日経平均の上値抵抗としては、11月1日の窓埋め8,950円レベル、心理的節目の9,000円、200日移動平均線9,115円など。下値サポートとしては、日足雲上限8,644円、日足基準線8,531円、1月SQ値8,470円など。

今週の予想レンジ:8,500円~9,000円

更新日 2012年1月22日 株・個人投資家の喫茶店

2012年1月15日日曜日

2012年1月16日~1月20日の日経平均予想

先週の株式市場は、欧州財務危機によるユーロ安進行などから、薄商いのなか軟調地合いが継続した。ただ、週末のSQ値が高く決まったことで、日経平均は週ベースで109.67円の上昇となる。

今週の株式市場は、上値の重い展開が継続か。フランスを始めとするユーロ圏9カ国の格下が正式発表されたのはNY市場がクローズした後だが、場中に格下げは決定されるものとして動き、結果マーケットは、ほぼ無風状態だったので、とっくの昔に織り込み済みだったと云うことだろう。しかし、今後、欧州金融安定化基金(EFSF)の格付けに影響が及ぶのは避けられず、欧州各国の対応はより困難なものになる。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線8,501円、12月に頭をおさえられた8,700円レベルなど。下値サポートとしては、1月のSQ値8,470円、下げ渋りを見せる8,350円レベル、11月25日終値8,160円など。

今週の予想レンジ:8,200円~8,700円

更新日 2012年1月15日 株・個人投資家の喫茶店

2012年1月8日日曜日

2012年1月10日~1月13日の日経平均予想

日本が正月中、欧米市場が堅調だったこともあり、大発会は買い先行での始まりとなった。しかし、スペインやイタリアへの金融支援観測報道などを受け、ユーロ円が98円台まで下落。東京市場は薄商いの中ジリ貧となった。日経平均は年末に比べ65円の下落。

今週の株式市場は、上値の重い展開が継続か。米国はまずまずな経済指標で堅調推移を続けているが、欧州の金融市場は引き続き不安定な状況にある。買い手のいない東京市場は、ネガティブなニュースだけに反応する市場になっている。今週も国内材料に乏しく、引き続き欧州情勢と米国企業の決算発表本格化を前に動きの取れない展開か。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線8,501円、12月に頭をおさえられた8,700円レベルなど。下値サポートとしては、8,350円レベル、11月25日終値8,160円など。三角保合をどちらに放れるか。

今週の予想レンジ:8,150円~8,600円

更新日 2012年1月8日 株・個人投資家の喫茶店

2012年1月2日月曜日

2012年1月4日~1月6日の日経平均予想

先週の株式市場は、手掛かり材料難のなか、歴史的な薄商いと膠着状態が継続した。日経平均は週ベースで60.19円の上昇。

今週の株式市場は、上値の重い展開が継続か。大納会が終わってからユーロ円が100円を割れたことで、年明けの相場も欧州財政問題に対する警戒感が強まりそうだ。欧州財政問題は今年も頭痛のタネだが、もう既に2年以上ゴタゴタやっているので、実際にギリシャのデフォルトやフランスの格下げがあったとしても、それで市場がパニックに陥ることはないだろう。当たらない年間予想などしても意味はないのでしませんが、こんな状況でも、どこかで一回はリスク資産を圧縮し過ぎた巻戻しがあるんじゃないでしょうか。

日経平均の上値抵抗としては、SQ値の8,478円、12月に頭をおさえられた8,700円レベル。下値サポートとしては、10月までサポートだった8,350円レベル、11月25日終値8,160円など。現状、基準線を挟んだちゃぶついた動きになっているので、考えても手を出してもあまり意味のないところ。材料待ち。

今週の予想レンジ:8,250円~8,650円

更新日 2012年1月2日 株・個人投資家の喫茶店