2012年2月12日日曜日

2012年2月13日~2月17日の日経平均予想

先週の株式市場は底堅い推移となった。米国は良好な経済指標から、NYダウとナスダックが高値を更新、欧州財政問題も小康状態となっていることから、世界的にリスク資産への巻戻しが続いた。日経平均は約3ヵ月半ぶりに9,000円台を回復した。日経平均は週ベースで115.24円の上昇。

今週の株式市場は、スピード調整から9,000円を挟み、やや弱含みの展開か。国内企業決算はピークを越え、市場の関心は再び紆余曲折しているギリシャ問題や米国の経済指標に移ることになろう。外国人は6週連続で日本株の買い越しを続けているが、買い越し幅は徐々に縮小傾向にある。ショート・カバーによる買い戻しが一巡した後、更に日本株を買い進めるかと言えば、平均PERでの割安感が消滅しているので、PBRだけの割安感と言うことになり、インパクトが弱い。外国人に相対的な日本株の出遅れを感じさせるには、更なる円安が必要。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の9,000円、SQ値の9,011円、200日移動平均線9,057円、10月31日ザラ場高値9,152円など。下値サポートとしては、日足基準線8,683円、日足雲上限8,644円、心理的節目の8,500円など。

今週の予想レンジ:8,650円~9,150円

更新日 2012年2月12日 株・個人投資家の喫茶店