2012年8月5日日曜日

2012年8月6日~8月10日の日経平均予想

日経平均チャート 2012年8月3日
先週の株式市場は、週前半は戻りを試したが、その後はFOMCとECB理事会を前に膠着感を強めた。週末にはドラギ・ショックとシャープ・ショックが重なり、前半の上げ幅を吐き出した。日経平均は週ベースで-11.53円の下落。

今週の株式市場は、上も下も限定的ボックス相場が継続か。ECB理事会は失望に終わったが、新たな政策対応期待から週末の欧州市場は持ち直す。また、米雇用統計が市場予想を上回り、米国株が大幅高となったことで、週明けの東京市場はCMEの円建て清算値8,680円にサヤ寄せしての始まりとなろう。ただ、欧州債務危機は本質的には何も変わらず、期待感だけで相場が動いている状況なので、過度な期待は禁物。当面、期待と失望を繰り返しながらと言ったところか。東京市場は、参加者も少なく薄商いが続いている。その為、指数の値幅は限定的だが、決算を受けた個別株は過剰(異常)ともいえるほど上下に値幅が大きくなっている。ただ、先週で問題の主力ハイテク株の決算が一段落したので、次第に落ち着いてくると思われる。まずは先週頭を押さえられた日足基準線8,732円を超えられるかがポイントとなる。

今週の日経平均の上値抵抗としては、週足雲下限8,645円、日足雲下限8,655円、日足基準線8,732円、75日移動平均線8,838円、200日移動平均線8,955円など。下値サポートとしては、心理的節目8,500円、6月4日安値8,238円など。予想レンジは3週連続の据え置きとする。

東証1部全銘柄 予想PER12.06倍 PBR0.89倍 予想配当利回り2.36%

今週の予想レンジ:8,400円~8,900円

更新日 2012年8月5日 株・個人投資家の喫茶店