2016年1月24日日曜日

2016年1月25日~1月29日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(週足)2016年1月22日
先週の日経平均は続落。中国の景気後退や原油安を受け先物はナイトセッションで15,780円まで突っ込む場面もあった。しかし週末にはECB・日銀の追加緩和観測や原油の反発を受け大きくリバウンドする荒い値動きとなった。日経平均は週ベースでは-188.58の下落。

今週の日経平均は引き続きボラタイルな展開か。原油と日経平均先物とのアルゴリズムトレードと、日銀による量的・質的金融緩和期待から週前半はショートカバーの流れが強まることは容易に想像できる。問題はそのあとで、原油と為替が戻りすぎればQE3が見送りになる可能性もある。追加緩和に踏み切ったとしても内容が不十分なら12月と同じ結果となるだろうし、サプライズをともなう大規模なものなら一時的に好感はされるももの、次第に出尽くし感も出てくるだろう。実際これだけ金融緩和したにも関わらず、民間設備投資や名目GDPも2000年台の平均にすらとどいていない状況で意味があるのかも問われる。いずれにしろ週末に向け思惑が入り乱れボラタイルな動きが想定される。テクニカル的な戻りのメドとしては、まずは一目均衡表週足雲下限17,741円だが、QE3が好感されれば18,000円を大きく上回ってくる展開も考えられる。逆に見送りになった場合は円高・株安に逆戻りとなる。

日経平均の上値抵抗としては、月足基準線17,419円、週足雲下限17,741円、日足基準線17,943円、心理的節目18,000円、日足雲下限18,457円。下値サポートとしては、1月21日の安値16,017円、心理的節目15,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.03倍 PBR1.16倍 予想配当利回り1.81%

今週の予想レンジ:16,250円~18,500円

更新日 2016年1月24日 株・個人投資家の喫茶店