2016年5月29日日曜日

2016年5月30日~6月3日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2016年5月27日
先週の日経平均は続伸。東証1部の売買代金は連日2兆円を下回る薄商いだったが、為替が110円前後で安定していたこともあり、週後半は戻りを試す展開となった。日経平均は週ベースで98.49円の上昇。

今週の株式市場は、先物主導の急変注意も引き続き戻りを試しそう。米国の追加利上げの可能性が徐々に高まる一方で、日本はマイナス金利、消費増税先送り、ヘリコプターマネーと円安株高に向かい易い環境になっている。消費増税先送りは織り込み済みだが、財政出動(ヘリコプターマネー)の規模が市場の予想を上回れば一時的にせよ好感されるだろう。

消費増税の先送りが正式に発表されると、海外の格付け会社から日本国債の格下げが行なわれる可能性が高い。過去に国債の格下げで円や株が大きく売られたことはないが、この辺の影響は見極めにくい。米国の追加利上げが高まる中、世界的にボラティリティが低下しているが、中国株や米国株がこのまま大人しく推移することができるのかも気になるところ。目先は累積出来高の多いの17,000円や急落後上値を押さられている月足基準線が位置する17,400円レベル。下は日足雲下限16,300円レベルが目処となる。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目17,000円、月足基準線17,418円、週足基準線17,439円。下値サポートとしては、日足基準線16,794円、日足雲上限16,291円、日足雲下限16,191円、心理的節目16,000円、4月8日安値15,471円など。予想レンジは先週と同じとする。

東証1部全銘柄 予想PER15.09倍 PBR1.16倍 予想配当利回り1.86%

今週の予想レンジ:16,250円~17,250円

更新日 2016年5月29日 株・個人投資家の喫茶店

2016年5月22日日曜日

2016年5月23日~5月27日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2016年5月20日
先週の日経平均は続伸。先物トレーダーらが織り込む米国の6月の利上げ確率が30%まで高まったことでドル円が110円台まで下落。サミットや景気対策の発表を控え売り込みにくい環境となっており、薄商いの中、買い戻しが優勢となった。日経平均は週ベースで324.14円の上昇。

今週の株式市場は戻りを試す展開か。G7では財政協調は議論されず、為替を巡る日米の認識の違いも改めて明らかになり、期待外れに終わった。ただ、先週円安になったのはアメリカの追加利上げ観測が高まったことが主要因なので、さほど円高材料にはならないだろう。株式市場は消費増税の有無や政府の大型景気対策などが正式に発表されるまでは動きづらく、材料の出た銘柄を局所戦で売買する流れが継続しそう。目先は上はSQ値の16,845円や累積出来高の多いの17,000円、下は心理的節目の16,000円が目処となる。

日経平均の上値抵抗としては、SQ値16,845円、、心理的節目17,000円、月足基準線17,418円、週足基準線17,439円。下値サポートとしては、日足基準線16,569円、日足雲上限16,385円、日足雲下限16,328円、心理的節目16,000円、4月8日安値15,471円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.11倍 PBR1.15倍 予想配当利回り1.86%

今週の予想レンジ:16,200円~17,200円

更新日 2016年5月22日 株・個人投資家の喫茶店

2016年5月15日日曜日

2016年5月16日~5月20日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2016年5月13日
先週の日経平均は反発。雇用統計後に円高が進まなかったことや、麻生財務相の執拗な口先介入を受けドル円のアンワインドが入り、円は一時109円台まで下落、日経平均も上値は重かったものの堅調な展開となった。日経平均は週ベースで305.49円の上昇。

今週の株式市場は揉み合いか。17,000円前後は累積出来高が多く、ここを抜けていくには110円台に円が下落していかないと厳しい。トヨタの大幅減益予想などファンダメンタルズはチャートに追いつくように劣化を続けているが、今後出てくるであろう政府の大型景気対策、日銀の追加緩和期待が下支えや買い戻し要因になる構図に変わりない。目先は上はSQ値の16,845円や心理的節目の17,000円、下は心理的節目の16,000円が目処となる。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線16,543円、日足雲上限16,586円、SQ値16,845円、心理的節目17,000円、週足基準線17,439円。下値サポートとしては、日足雲下限16,385円、心理的節目16,000円、4月8日安値15,471円など。

東証1部全銘柄 予想PER14.80倍 PBR1.13倍 予想配当利回り1.88%

今週の予想レンジ:16,000円~17,000円

更新日 2016年5月15日 株・個人投資家の喫茶店

2016年5月8日日曜日

2016年5月9日~5月13日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2016年5月6日
先週の日経平均は続落。月曜日は日銀プレーの反動が続き518円下がったが、連休中の海外株式市場が比較的安定していたことで下値は限定的だった。日経平均は週ベースで559.33円の下落。

今週の株式市場は上値の重い展開か。為替は105円台までやったことで、新たなドル売り・円買いを仕掛けるには材料不足で106円半ばから107円前半で膠着状態となっている。介入警戒感と言うよりも、サミットを前にした政府の財政出動への期待が下支えになっているように見える。また、株式市場の需給はそれほど悪化しておらず、企業業績も今のところ当初考えられていたほど悪化していないことから、日経平均は16,000円で下げ渋りを見せている。ただ、この為替水準が続けば徐々に下方に圧力がかかって行くだろう。決算発表は今週ピークを迎える。指数が膠着感を強めれば個別の決算プレーが激しくなりそうだ。週末にはオプションSQも控えており、水曜日あたりには先物主導で値動きが荒くなる展開も予想される。目先は上が日足基準線16,542円、下は累積出来高が多い15,500円レベル(4月8日安値15,471)が目処となる。

日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限16,385円、日足基準線16,542円、日足雲上限16,734円、心理的節目17,000円、月足基準線17,419円、週足基準線17,439円。下値サポートとしては、心理的節目16,000円、4月8日安値15,471円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.54倍 PBR1.10倍 予想配当利回り1.89%

今週の予想レンジ:15,500円~16,500円

更新日 2016年5月8日 株・個人投資家の喫茶店

2016年5月1日日曜日

2016年5月2日~5月6日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2016年4月28日
先週の日経平均は大幅に反落。追加緩和期待から底堅い動きを続けていたが、金融政策決定会合で現状維持が伝わると一気に急落した。日経平均は週ベースで906.44円の下落。

今週の株式市場は引き続きボラタイルな展開か。GWの谷間で2営業日しかないが、日銀プレーの反動が続きそうだ。17,572円まで登った後に梯子を外され、ドル円も直近の安値を下回ってきたことから、PER16倍近い高過ぎる株価が調整されるのは必然だろう。

週明け2日はCMEの清算値にそのままサヤ寄せすると800円ほどの下げになる。為替相場を巡り政府要人からの口先介入も激しくなりそうだ。ただ、急落したと言っても、マザーズ指数などは別次元の動きを続けており、個人の信用評価損はそれほど膨らんでおらず、2月のような投げがでるようなレベルにはない。また、原油も堅調でNYダウは史上最高値圏と海外市場も比較的落ち着いていることから、今のところ日本株(東証1部)限定のリスクオフ。日経平均は主だったサポートはすべて下抜けてしまうので、目先は4月8日安値15,471円辺りで止まれるかどうか。その下は年初来安値の14,865円、2011年11月25日のザラ場安値8,136円から2015年の6月26日のザラ場高値20,953円の1/2押しにあたる14,544円などが意識される。

日経平均の上値抵抗としては、日足雲上限16,698円、心理的節目17,000円、月足基準線17,419円、週足基準線17,439円。下値サポートとしては、日足基準線16,543円、日足雲下限16,420円、心理的節目16,000円、4月8日安値15,471円、心理的節目15,000円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.97倍 PBR1.13倍 予想配当利回り1.84%

今週の予想レンジ:15,250円~16,500円

更新日 2016年5月1日 株・個人投資家の喫茶店