2016年7月10日日曜日

2016年7月11日~7月15日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2016年7月8日

先週の日経平均は反落。欧米株は比較的大人しい動きだったが、日本株は円高基調が重しとなり、冴えない展開が続いた。GPIF・日銀・自社株買い以外に積極的な買い手は不在で、頼みの新興市場も一時の勢いがなくなってきた。日経平均は週ベースで575.5円下落し、先週反発した約75%を失った。

今週の株式市場は揉み合いか。週末の米雇用統計が市場予想を大きく上回ったことで週明けは買いが先行しそうだが、ドル円が100円台ミドルと円高基調は不変なことから、引き続き上値は重そうだ。ただ、100円割れは介入警戒感も出てくる水準なので、海外で大きな悪材料でも出ないかぎりドル円の100円割れ、日経平均の15,000円割れが定着するのはまだ先になりそうだ。今月末から本格化する決算発表での下方修正リスクを織り込みながら、政府・日銀の政策待ちの展開。転換線と基準線の間でちゃぶつきそうだが、予想レンジは先週と同じとする。

日経平均の上値抵抗としては、日足転換線15,396円、日足基準線15,847円、心理的節目16,000円、日足雲下限16,543円。下値サポートとしては、心理的節目15,000円、6月24日安値14,864円、PBR1倍水準14,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER13.58倍 PBR1.05倍 予想配当利回り2.04%

今週の予想レンジ:15,000円~16,000円

更新日 2016年7月10日 株・個人投資家の喫茶店