2017年3月26日日曜日

2017年3月27日~3月31日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2017年3月24日
先週の日経平均は続落。週前半は米長期金利の低下やG20(財務相・中央銀行総裁会議)の共同声明で反保護主義の文言が削除されたことを受け、ドル・円相場が円高に振れたことで軟調な始まりとなった。その後、オバマケア(医療保険制度改革)の代替法案が見送り→撤回となったことで、改めてトランプ大統領の政策実効性に疑問符がつき、日本株も上値の重い展開となった。日経平均は週ベースで259.06円の下落。

今週の株式市場は続落か。オバマケア(医療保険制度改革)の代替法案の撤回を受け軟調な展開が続きそうだ。先週末の予想外の上昇で、依然としてレンジ内での動きにはなっているが、ドル円が110円を割り込んでくるようなことになれば 1月18日安値18,650円などが意識される。ただ、円高基調が続いている割には日経平均は持ち堪えており、これは日銀の巨額なETF買いに拠るところが大きい。先週もTOPIXの前場終値が0.06%安の僅かな下げでもETFを購入していたことから、今週も極端なリスクオフにならなければ一定の下支え効果を発揮しそうだ。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線19,321円、3月2日高値19,668円、心理的節目20,000円。下値サポートとしては、日足雲上限19,124円、心理的節目19,000円、日足雲下限18,921円、1月18日安値18,650円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.88倍 予想PBR1.29倍 予想配当利回り1.65%

今週の予想レンジ:18,750円~19,500円

更新日 2017年3月26日 株・個人投資家の喫茶店

2017年3月19日日曜日

2017年3月21日~3月24日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2017年3月17日
先週の日経平均は反落。週前半は米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見ムードが強まり開店休業状態が続いた。注目のFOMCは大方の予想通り0.25%の追加利上げとなり、焦点だったドット・チャートの中心値は据え置かれた。これを受け米株は堅調な展開となったが、為替が2円ほど円高に振れたことで日本株は利益確定売りが優勢になった。ただ、下がったところでは日銀のETF買いが3日連続で入り、日足転換線をサポートに下げ渋る展開となった。日経平均は週ベースで83.02円の下落。

今週の株式市場は底堅い展開が継続か。先週もボックスを上抜けたとは言えない水準で終わり、為替の円高傾向も気になるところだが、現状の1ドル=113円でも十分な円安水準であることから、下を売り込むこともできず、下がれば日銀のETF買いが下値を支える構図に変わりなし。また、個人の配当取りに加え、企業の決算対策売りも一巡してくることから、需給関係も悪くなく、目先は悪材料よりも好材料に反応しやすい地合いが続きそう。リスク要因としては森友学園問題。

日経平均の上値抵抗としては、3月2日高値19,668円心理的節目20,000円。下値サポートとしては、日足転換線19,428円、日足基準線19,332円、日足雲上限19,117円、日足雲下限18,919円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.06倍 予想PBR1.30倍 予想配当利回り1.63%

今週の予想レンジ:19,100円~19,750円

更新日 2017年3月19日 株・個人投資家の喫茶店

2017年3月12日日曜日

2017年3月13日~3月17日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2017年3月10日
先週の日経平均は続伸。水曜日までは4日続落と軟調な展開が続いたが、米雇用関連指標の堅調な伸びを受け、週末にドル円が115円台に入ったことで金曜日は300円近い上昇となった。日経平均は週ベースで135.44円の上昇。

今週の株式市場は底堅い展開か。先週もボックスを上抜けしたか微妙な位置で終わったが、方向性は上向きを継続中。FOMCに関しては、今週利上げが行なわれる可能性が高く、この点は市場も織り込み済みである。注目点はFOMCメンバーの今後の政策金利の推移を予想するドットチャートが上方修正されるかどうか。年3回から上方修正されれば円安が加速する可能性があるが、米株が急落するリスクも有り、日本株も乱高下する可能性がある。年3回の利上げなら、一旦材料出尽くしとなるが、日銀が緩和姿勢を継続中なので緩やかな円安傾向は継続しそうだ。また、今週の波乱要因として、オランダ総選挙での極右政党の躍進があるが、こちらの影響は限定的か。

日経平均の上値抵抗としては、3月2日高値19,668円、心理的節目20,000円。下値サポートとしては、日足基準線19,237円、日足雲上限19,134円、1月18日安値18,650円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.13倍 予想PBR1.31倍 予想配当利回り1.62%

今週の予想レンジ:19,200円~19,900円

更新日 2017年3月12日 株・個人投資家の喫茶店

2017年3月5日日曜日

2017年3月6日~3月10日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2017年3月3日
先週の日経平均は続伸。注目のトランプ大統領の議会演説は、具体性に乏しく新鮮味のないものだったが、懸念されていた過激な発言もなかったことから、日米とも売り方の損失覚悟のショートカバーを巻き込みながらの上昇となった。日経平均は週ベースで185.63円の上昇。

今週の株式市場は上値を試す展開か。チャート的にはボックスを上抜けしたか微妙な位置で先週終わったが、アメリカの3月の利上げ観測が急速に高まっており、円安で推移しそうなのは日本株に追い風となろう。ただ、アメリカファーストで製造業の復活を掲げるトランプ大統領下で、過度なドル高円安を期待するのも難しく、日経平均のレンジが500円ほど切り上がったとしても上値は重そうだ。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目19,500円、1月5日高値19,615円。下値サポートとしては、日足基準線19,151円、日足雲上限19,100円、1月18日安値18,650円など。予想レンジは先週と同じとする。

東証1部全銘柄 予想PER16.95倍 予想PBR1.30倍 予想配当利回り1.64%

今週の予想レンジ:19,100円~19,800円

更新日 2017年3月5日 株・個人投資家の喫茶店